プラダのバッグの色落ち・汚れなどの修理は正規店より専門のリペアスタジオがおすすめ
プラダ(PRADA)のバッグの色落ちや汚れなどの修理をどこに依頼したらいいのか悩んでいませんか?
色落ちや汚れなどの修理は正規店で修理すると、修理費用が高くなる可能性があります。また、修理をお願いしてから膨大な時間がかかってしまう可能性も大です。
そんな時は、リペアスタジオで修理することも選択肢にいれると、お得に短い時間で修理できるかもしれません。
このコラムでは、プラダのバッグ修理はリペアスタジオがおすすめな理由や注意点を解説していきます。色落ちや汚れがあるプラダ(PRADA)のバッグをお持ちの方で修理をどこに出すか悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。
※リペアスタジオとは:修理専門店のことです。さまざまなブランドの商品が修理可能です。
プラダ(PRADA)のバッグの修理依頼先2つ
リペアスタジオをお勧めする前にまずはプラダ(PRADA)のバッグを修理に出せる場所についてお伝えします。
プラダ(PRADA)のバッグを修理する場合、大きく分けて2つの依頼先があります。
それは、「正規店」か「リペアスタジオ」です。
正規店で購入したもので、購入後1年未満の場合はまず、プラダ(PRADA)の正規店に相談することをおすすめします。基本的には有償での対応となりますが、初期不良が認められる場合は無償で対応してもらえる場合があります。
修理窓口は、国内のプラダ(PRADA)の正規店であればどこでも問い合わせ可能です。商品を購入した店舗とは別の店舗に持ち込むことも可能です。修理したい商品を持ち込むと、その場で修理が可能かの確認と概算の金額を提示してもらえます。
プラダ(PRADA)は保証書がなくても修理したい商品を持って行くだけで修理を受け付けてもらえます。しかし、保証書をお持ちの場合は、念のため持っていく方が良いでしょう。
修理代金については、正規店に持っていくとしてもリペアスタジオの両方に見積もりを取ることがおすすめです。正規店での修理代金はリペアスタジオの1.2~2倍程度と基本的に正規店の方が少し高い場合が多いです。
プラダ(PRADA)の公式サイト上には修理金額の記載がないため、概算の金額を把握したい場合はリペアスタジオの料金表を参考にしましょう。正規店もリペアスタジオも、修理したい商品の状態によっては修理対応が不可能な場合があります。
ただし、正規店で修理を断られた場合でも、リペアスタジオであれば修理が可能な場合がありますのでまずは、相談してみることをおすすめします。
リペアスタジオをおすすめする理由
ここからは、修理依頼をする時にリペアスタジオがおすすめな理由をお伝えしていきます。
リペアスタジオで修理をする場合、正規店では断られてしまうような場合でも対応してもらえる場合があります。また、予算や仕上がりの希望イメージを伝えながらも、プロのアドバイスを聞きながら修理の方向性を決められる場合が多いです。
また、正規店では断られてしまうような、本来のオリジナルのデザインや元の色を変えるなど、大きな修正・修理もリペアスタジオなら対応してもらえることがあります。例えば、色落ちしたバッグを元の色に戻したり、全く違う色に染め直すことも可能です。
上記の通り、リペアスタジオは正規店と比較すると、かなり自由度が高く、修理完了までの期間も短く、費用まで抑えられるのでおすすめできます。
リペアスタジオを利用する懸念点
リペアスタジオがおすすめな理由は先ほどお伝えしましたが、懸念点もお伝えしていきます。
1.純正パーツを使用して修理できない
リペアスタジオでは、元々バッグについているパーツを使用して修理することは可能です。しかし、新たに純正のパーツを取り付けてもらうことはできません。
そのため、プラダ(PRADA)の純正のパーツにこだわりがある方はリペアスタジオでの修理はおすすめできません。
2.リペアスタジオで修理すると正規店で修理できなくなる?
一度リペアスタジオで修理をおこなうと、次に正規店に持ち込んだ際、『カスタム品』と評価される可能性があります。カスタム品と評価されてしまうと、正規品と認定してもらえず修理を断られる場合があります。正規店で修理を希望する可能性がある方は、注意が必要です。
バッグ修理〜色落ちや汚れはどう修理する?〜
ここからは実際に依頼した際に、バッグの色落ちや汚れはどのように修理されていくかを説明していきます。
まずは、バッグの色落ちや汚れ具合を把握することからスタートします。汚れがついてから経過した時間や、汚れの種類、汚れの浸透度によって最適なクリーニング方法が変わるので、都度、最適な方法を選択し汚れを落としていきます。
また、バッグが色落ちしていたり、剥がれていたりする場合には「補色」で染め直しをおこなっていきます。バッグの角のスレや剥がれなどといった部分的なものからバッグ全体まで、気になる箇所の範囲によって専門のスタッフが色あいを確認しながら補色していきます。
色焼けしてまだら模様になったバッグも、目立つところに色落ちがあるバッグも補色を施すことで細かな色合いのニュアンスまで元通りです。
格子状の縫い目があるバッグでも、縫い目が埋まらないように、ひとつひとつ丁寧に筆塗りして、補色をおこなっていきます。
プラダ(PRADA)のバッグ生地別クリーニング&リカラー法
プラダ(PRADA)はブランドバッグの中でも、バッグの種類も生地も豊富なのが特徴的なところです。バッグの生地別に、それぞれのクリーニング方法を紹介していきます。
・レザー
プラダ(PRADA)の高品質なサフィアーノレザー
牛革(カーフレザー)に特殊な型押し加工を施したもので、見た目も美しく、とても綺麗です。また、加工しているためキズや汚れにも強いです。
部分的にキズが入っている場合は、その傷の上から同色の塗料を塗ることで補色し修理します。最終的に艶出しして、仕上げればあとからのせた塗料は全くわからないほどなじんでいきます。
劣化による色の変化がひどい場合、元の色より濃い色を使用しての補色(リカラー)がおすすめです。
・ナイロン
プラダ(PRADA)のポコノ素材
ポコノは、パラシュートなどに使用される工業用ナイロンを応用して開発された素材です。シルクのような軽さと手触りが特徴で、丈夫で撥水性も高いことが強みとして挙げられます。
扱いやすそうに見えるナイロン生地ですが、摩擦によるひっかき傷やテカリが出てしまう弱点があります。さらっとした風合いを保つため、薄く補色を施していくことがポイントです。
・キャンバス
プラダ(PRADA)のカナパ素材
カナパとはイタリア語で麻という意味を持つキャンバス生地です。キャンバス生地は汗が染み込みやすく、黒ずみやすくなってしまいます。特にキャンバス生地のバッグでトラブルとして多いのが持ち手の部分です。しかし、専用洗剤と銀イオン水を用いて特殊な洗い方で洗浄すると、汚れをきれいに洗い流すことができます。
プラダ(PRADA)のバッグを長く使用するためのポイント
プラダのバッグを長く使用するためには、定期的な修理とこまめなメンテナンスがおすすめです。
定期的な修理(クリーニング)
明確な頻度は決まっていませんが、バッグが下記の状態なら修理(クリーニング)に出すことをおすすめします。
・手入れで取れない汚れがでてきた
・底面のカドが擦れてきた
・変色してきた
・カビが生えてしまった
・異臭がする・ベタつきがある
バッグは自宅で洗濯することが難しいです。また、染み込んだニオイは通常の手入れではなかなか落とせません。定期的に修理(クリーニング)に出して、良い状態を長く保ちましょう。
こまめなメンテナンス
こまめなメンテナンスをおこなうことで、より長くきれいな状態で使用できます。
プラダ(PRADA)の代表的なバッグのメンテナンス方法を紹介していきます。
バッグの種類別のメンテナンス方法
A.サフィアーノ
B.ポコノ
C.カナパ
A.サフィアーノ
カーフレザーに特殊な型押し加工を施したサフィアーノは、キズ・汚れ・水に強い素材です。しかし、なにも手入れをおこなわないと、色褪せや取りづらいシミの原因となります。水がついたら、なるべくすぐに拭きとることを意識しましょう。
また、汚れがついたら、下記の手順で汚れを取るのがおすすめです。
1.バッグをブラッシングして、表面の汚れをとる
2.布にクリーナーを少量とる
3.バッグの汚れ部分を拭く
4.布のなにもついていない部分でクリーナーを拭く
5.革用クリームを布つけ、バッグを保湿する
6.ブラッシングしてなじませていく
7.布のなにもついていない部分でクリーナーを拭く
クリーナーがバッグに残ると、シミの原因になってしまう恐れがありますので、しっかりと拭きとるように気を付けてください。
保湿用のクリームはブラシで素早く伸ばしていくと凹凸部にも行き渡ります。ただし、塗りすぎは良くないので、少量ずつ付けることがポイントです。
B.ポコノ
ポコノは特殊なナイロン素材が使われています。パラシュートやミリタリー用品に使用される素材で、丈夫で軽く、肌触りが良いのが特徴です。
ポコノ素材のバッグが汚れたら下記の手順で汚れを取りましょう。
1.水を入れたバケツに洗剤を入れて溶かす
2.柔らかい布を浸して良く絞る
3.バッグの表面を布でポンポン叩き汚れを落とす
4.水のみで濡らした後に絞った布で洗剤を拭きとる
5.形を整えて、風通しの良い日陰で乾かす
洗剤がナイロンに残るとシミになるため、注意が必要です。乾かす際には形を整えてからにしましょう。型崩れを防ぐことができます。また、直射日光にあててしまうと、黄ばみの原因になることがあります。必ず、日陰で乾かすようにしましょう。
ポコノ素材の丸洗いは自宅では難しいので、リペアスタジオにクリーニングを依頼し丸洗いしてもらいましょう。
C.カパナ
カパナはキャンバス生地を使用したトートバッグです。麻や綿でできているため、洗濯機で洗っても良さそうに感じますが、自宅での洗濯はやめておきましょう。なぜならキャンバス生地の中に芯となる素材があり、洗濯すると変形してしまう可能性があるからです。
普段のお手入れは、柔らかいブラシで汚れを払う程度にしておきましょう。加えて、キャンバス生地は黄ばみや黒ずみが出やすい生地です。黄ばみや黒ずみは素人ではなかなか落とせません。
自宅で何とかしようとせず、バッグを長くきれいな状態に保つためにリペアスタジオでクリーニングをしてもらいましょう。
まとめ
このコラムでは、あなたがお使いのプラダ(PRADA)のバッグに色落ちや汚れがあった場合、リペアスタジオに修理を依頼することがおすすめということをお伝えしてきました。
リペアスタジオは正規店と比べると、かなり自由度が高く、修理完了までの期間や費用も抑えられる可能性が高いので、リペアスタジオをおすすめしています。
また、リペアスタジオの場合は修理前にしっかりと相談でき、プロのアドバイスを聞きながら方向性を決められる場合が多いため、納得した形で修理に出したい方にもおすすめします。
修理を検討されている方はまず、リペアスタジオへの相談から始めてみてみましょう。
店舗名:REPAIR THING
所在地:〒730-0017 広島県広島市中区鉄砲町8-15 キシモトビル401
電話番号:082-500-5160
営業時間:10:00 – 18:00(日・月曜休業)
https://www.repairthing.jp/
店頭への直接持ち込み、郵送での修理受付が可能です。
メール、LINE、インスタDMでお気軽にお問い合わせください。
営業時間 10:00 - 18:00(日・月曜休業)