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ブランドバッグの内側がボロボロに…|クリーニング・内装交換(内側張替え)できれいに修理!

2024.7.25| ブランドバッグ修理 #PRADA#クリーニング#ブランドバッグ修理GUCCILouis Vuitton内装交換(内側張替え)
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大事にクローゼットにしまっておいたブランドバッグ、いざ使おうとしたら内側が汚れ、破れ、シミ、劣化などでボロボロになってしまっていることもよくお聞きします。表側が問題ない分、せっかく使おうと思っていたバッグや財布が使えないことは避けたいですよね。

お気に入りで捨てたくないけれど、使えない…と思われたなら【バッグの内側(内装)の修理】に出すことをおすすめします。

このコラムではブランド製品の内側(内装)がボロボロになってしまう原因やそうなってしまった際にできる修理などをご紹介します。ご自宅にある愛用品も、内側を張り替えるなどして修理を施すとまた使用できるようになるかもしれませんよ。

バッグの内側、内装のよくあるトラブル

バッグの内側に関するトラブルとしてよく挙げられるのが次の3つです。

1)ベタつきがひどく、ボロボロになってしまった
2)カビが生えてしまった
3)中で液体をこぼして、シミがついてしまった

どれも使用していたら起こり得るトラブルばかりです。それぞれのお困りごとに対して、詳しく見ていきましょう。

【トラブル①】ベタつきがひどく、ボロボロになってしまった

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バッグの内側がボロボロになってしまう主な原因は、素材が経年劣化するためです。どんなに大切に使用していたとしても素材には寿命があります。

その中で ”ベタつき” が気になる場合は、劣化とは別に「加水分解」と呼ばれる化学反応が起こっている可能性が高いです。加水分解とは、主に合成皮革(合皮)や一部の樹脂加工された素材で起こりやすく、日本のような多湿環境で起きやすい現状でもあります。

加水分解が進行すると、バッグや財布などに以下のような症状が現れてきます。

 ・表面のコーティングが粘着性を帯び、ベタベタした感触になる
 ・素材が柔らかくなり、形状を保てなくなる(素材同士がくっついてしまうことも)
 ・生地が剥がれたり、粉状(ボロボロ)になったりする
 ・特有の臭気が発生する

加水分解は、時間の経過とともに自然に進行するものでもありますが、高温多湿な環境での保管や、日光への長時間の露出によって加速します。また、汗や化粧品などが付いてしまうことも加水分解を促進する要因となります。

また、加水分解が進むと、内側の生地が剥がれたり、ポケットが使用できなくなったりと、バッグを使うこと自体が難しくなってきます。ベタつきによって中に入れた物品が汚れたり、傷んだりする可能性もありますので、「バッグがベタついている…?」と少しでも気がついた時に早めの対処が大切です。

内側のボロボロ・ベタベタには【内装交換と素材の見直し】がおすすめ

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もしも、あなたのお持ちのブランドバッグや愛用のお財布が加水分解してしまい、内装がベタつきやボロボロの状態になった場合、最も効果的な解決策は「内装交換(内側の張替え)」です。その際に、単に交換するだけでなく、素材の見直しをすることでより長く寿命を伸ばすことができます。

内装交換(内側の張替え)をする場合、専門の業者に依頼しましょう。劣化した内側の素材を完全に取り除き、新しい素材で張替えをおこなってくれます。内装交換(内側の張替え)をする際に検討することでより愛用品を長持ちさせることができる3つのことをご紹介します。

① 素材の見直し

交換の際、加水分解に強い素材を選択することでより自然に経年劣化をする速度を遅め、長くブランド製品を楽しむことができます。例えば、天然皮革(植物タンニンなめし)、高品質な化学繊維(ナイロン、ポリエステルなど)、耐加水分解性の高い特殊な合成皮革などの選択肢があります。

どれを選んで良いのかわからない場合には、内装交換をお願いする修理専門店に相談してみるのが良いでしょう。

② 防水・撥水加工を施す

新しい内装に「防水・撥水加工」を施すことで、水分による劣化を軽減できます。これはできる業者が限られている場合がありますので、修理依頼の際にあらかじめ防水・撥水加工について聞いておきましょう。

③ 通気性の改善

バッグ内部の通気性を高めるデザインを採用することで、湿気がこもりにくくなり、加水分解の進行を遅らせることができます。ただし、この場合はバッグ本体の形を少し変えることにも繋がりますので、注意が必要です。

内装交換(内側の張替え)の際は、ポケットの配置や数を変更するなど、使い勝手を向上させるカスタマイズも同時に受け付けてくれます。もし変更したい箇所がある場合には、一度相談してみるのも良いかもしれません。

その際に気をつけておきたいのは、内装交換はある程度のコストがかかるため、バッグの価値と修理費用のバランスを考慮することです。予算も含めての相談をおすすめしますが、大事にしていたバッグがより使いやすくなると嬉しいですよね。


【トラブル②】カビが生えてしまった

ブランドバッグの内側がボロボロに…|クリーニング・内装交換(内側張替え)できれいに修理!

あなたのバッグや財布の内側にカビが生えてしまったとしたら、主な原因として考えられるのは、

 ・高湿度環境での保管していた
 ・濡れたまま閉じておいた

ということです。特に革や布製のバッグは、湿気を吸収しやすくカビの温床となりやすいです。また、バッグや財布の中に食べ物のカスや有機物が残っていると、カビの発生を促進することがあります。

カビは見た目が悪いだけでなく、他にも問題を引き起こす可能性があります。

 ・悪臭の発生
 ・アレルギー反応や呼吸器系の問題などの健康被害
 ・バッグ素材の劣化や変色
 ・カビ胞子の衣類などへの付着と拡散

バッグや財布をこれ以上劣化させないためにも、カビを発見したら早急な対処が必要です。臭いを発しているものも多いので「何か変な臭いがする…」と感じたらカビを疑いましょう。

カビには【専門的なクリーニングと防カビ加工】がおすすめ

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カビが生えてしまった場合、最も効果的な対策は専門業者によるクリーニングをおこなうことです。専門的なクリーニングにはさまざまなメリットがあります。

①適切な洗浄方法の選択できる

ブランドバッグ修理専門店など専門業者は、バッグの素材や状態に応じて最適なクリーニング方法を選択し、綺麗にしてくれます。クリーニングの方法としては、

 ・ドライクリーニング
 ・ウェットクリーニング
 ・特殊な洗浄剤を使用した手洗い

などです。状態を見極めて対応してくれるため、安心感があります。

②徹底的なカビ除去できる

専門の機器や技術を用いて、目に見えないカビの胞子まで徹底的に除去をしてくれます。カビを除去した後、適切な消毒処理を行い、再発を防いだり、防カビ加工を施すことで、将来的なカビの発生を抑制します。その他にもカビくさい臭いについても対応してくれます。


このように専門的なクリーニングと適切な予防策を組み合わせることで、大切なバッグを長く美しく使い続けることができます。カビの兆候が見られたら、早めの対処が重要です。


【トラブル③】中で液体をこぼして、シミがついてしまった

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バッグの中で知らず知らずのうちに液体をこぼしてしまい、内側にシミができてしまった…というのは誰にでも起こり得ることですよね。しかし、バッグ所有者にとっては非常に悩ましいことです。コーヒーや紅茶、化粧品、インクやペンの染料など、バッグに入れていたらいつの間にかということもあるかもしれません。

これらの液体には、さまざまな成分が含まれており、素材に深く染み込むため、時間が経つほどシミの除去が困難になってしまいます。シミを残さないためには、バッグに液体をこぼしたと気付いた時に即対処が必要です。

シミには【即時の応急処置とシミ抜き処理】がおすすめ

液体をこぼして愛用しているブランドバッグにシミがついてしまった場合、以下の対処法をおすすめします。

即時の応急処置

応急処置としてできることは気がついた際にすぐおこないましょう。

 ・ペーパータオルや清潔な布で、こぼれた液体をすぐに吸い取る
 ・水で湿らせた布で優しく拭き取る(ただし、革製品の場合は水を使用しない)
 ・乾いた布で水分を吸い取る
 ・自然乾燥させる(ドライヤーなどの熱源は使用しない)

これらの応急処置をした上で、クリーニングをおこなう必要があります。

専門的なシミ抜き処理

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バッグの内側にシミがついてしまった後、応急処置だけでは完全にシミを除去できない場合が多いです。その際には専門の業者にクリーニングの相談をしてみましょう。高度な技術を用いてシミ抜きをしてくれます。

ただし、シミができて時間が経っているときれいに落ちないこともあります。早めの対処が肝心なので気がついた時にすぐに修理やクリーニングを検討してくださいね。

それでも難しい場合には…内装交換(内側の張替え)がおすすめ

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シミが内袋に深く染み込んでしまった場合や、クリーニングでも完全に除去できない場合は、「内装交換(内側の張替え)」も選択肢の一つとなります。この方法では、シミのついた部分を完全に新しい素材に交換するため、見た目も機能も新品同様に戻すことができます。

シミが取れない…と諦める前に、たくさんのバッグを修理・クリーニングしてきた修理専門店へ相談してみましょう。シミがついたままにせずにプロに相談してみることで、あなたの愛用品をきれいな状態に戻し、使い続ける方法が見つかるかもしれません。

シミがついてしまった場合、素材や染みの種類によって最適な対処法が異なります。高価なブランドバッグを汚してしまった場合や対処に迷った際は、必ずプロに相談することをおすすめします。迅速かつ適切な対応により、大切なバッグを長く美しく使い続けることができるはずです。

バッグの内側の修理をプロに依頼するメリット

ブランドバッグの内側がボロボロに…|クリーニング・内装交換(内側張替え)できれいに修理!

バッグの内側がボロボロになったり、カビが生えたり、何か問題が発生した時にどうにか自分で対処しようと思う方もいらっしゃるかもしれません。応急処置としてできることはありますが、そのバッグを使い続けようと思った時にはプロに修理をお願いする方が賢い選択といえます。

ここではなぜプロに修理を依頼する方が良いのか、メリットをご紹介します。

元の状態に近く、雰囲気を損なわない修理ができる

プロの修理業者は、バッグの内側を修理するために必要な素材を豊富に所持しています。素材が豊富にあれば、修理前と似た素材に内装交換できる可能性も高くなります。元の雰囲気を損なわない修理ができるのはプロの修理業者ならではのメリットでしょう。逆にいうと、自分で自己流にしてしまうと、せっかくのブランド製品の品質を損なってしまう可能性がありますので、自分で修理をする場合には注意をしておきましょう。

修理後も長く使うことができる

バッグの内側を修理する作業は、単純に内装を交換するだけではなく、元と同じ寸法で新しく内側を作るなどの専門的な工程が多くなっています。そのため、プロの職人が在籍する修理専門店に依頼することで、修理後にも長く使えるバッグを仕上げてもらえる可能性が高くなるでしょう。高いクオリティでバッグの内側を修理することは素人には難しいため、修理した後も長く愛用したい場合にはプロの力を借りることをおすすめします。

同時に他の部分の修理も依頼ができる

修理専門店では、バッグの内側の修理だけでなく、他の部分の修理をするサービスを行っています。例えば、

・ほつれ、破れ修理
・ファスナー交換
・金具の修理、交換
・色の補修(補色)

などが挙げられます。内側の修理を頼んだ後に、今後は外側も…となってしまうと二度手間になり、費用がかさむことも予想されます。もしも、修理を依頼する時点で他に気になることがある場合には、同時に修理を依頼するのも良いでしょう。

プロならここまできれいにできる!修理専門店の内装交換【修理事例】

実際に修理専門店の職人に修理を依頼した場合、どのようになるのか気になりますよね。ここでは修理専門店「リペアシング」が実際に担当した内装交換(内側の張替え)の修理事例を写真でご紹介します。

PRADA(プラダ)の内装交換修理

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Louis Vuitton(ルイヴィトン)の内装交換修理

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GUCCI(グッチ)の内装交換修理

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LOEWE(ロエベ)の内装交換修理

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こんなこともできる!プロに頼む内装交換(内側張替え)

内装の生地変更

修理専門店では、素材を選んで内装交換(内側張替え)をすることもできます。元々ブランド製品に使用されている素材を再度選ぶこともできますが、同じように一定期間過ぎると劣化をしてしまう可能性があります。劣化しにくい素材を選んで内側を張り替えることで、バッグの寿命を伸ばすこともできるのでおすすめです。


◼︎おすすめは、劣化しない「シャンタン生地」への張替え

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「シャンタン生地」とは、生地表面に横方向の不均一な節のある平織りの生地です。経糸(たていと)に普通糸、緯糸(よこいと)に玉糸を使うことにより、布地に独特の横筋があらわれます。シャンタン生地は強度があり丈夫です。また、程よい光沢とハリがあるため、和風のアイテムにはもちろん、上品な光沢と高級感のある見た目から婦人用のブラウスやウェディングドレス、インテリアファブリックにまで幅広く使われている素材です。和洋問わずに合わせることができるのも特徴の一つです。

ブランドバッグの中には、合成皮革(合皮)を使用するバッグも多く、合皮は劣化しやすい素材でもあります。そのため、同じように合皮で内装交換をしたとしても、また再度劣化が起きてしまいます。このシャンタン生地を使って、内側の張替えを行うことで丈夫な裏地を手に入れ、長く使用することができるおすすめの生地です。

内装の色味変更

内装交換をする際に、内側の色味を変更することも修理専門店では可能です。例えば、

「今は汚れが目立ってしまうけれど、汚れにくい色味にしたいな」
「内側の印象を変えて、気分を新しくしたいな」

なども可能です。自分だけのカスタマイズをして楽しむこともできるため、希望がある場合には相談してみましょう。

逆にこれは難しい…修理専門店ではできない内側の修理

ブランドロゴをあしらった生地やブランドロゴを新しく刻印することができるのは、ブランド正規店のみです。どうしても同じ生地や素材で修理をしたい、ブランドの刻印を新しくしたい場合には、購入した正規店のリペアサービスを利用することをおすすめします。

元々付けられていたパーツをそのまま使用して、縫い直しを行うことは修理専門店でも可能です。要望がある場合には修理を依頼する際に伝えておきましょう。

バッグの内側をきれいにしたいなら、修理専門店へ!

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いかがでしたか?

このコラムではバッグこのコラムではバッグの内側に関する様々なトラブルとその解決方法について詳しく解説してきました。内側の劣化やダメージは、バッグの外観からは見えにくいものの、使用感や機能性に大きく影響してしまいます。

また、ベタつきやボロボロになった内装、カビの発生、液体によるシミなど、それぞれのトラブルに対して適切な対処法があります。プロの技術と経験を活かした修理は、単に今あるトラブルを解決するだけでなく、あなたのバッグの寿命を延ばし、使い心地を向上させることができますので、もしもバッグの内側に関して気になるところが見つかったら、ためらわずに修理専門店に相談してみてください。プロのアドバイスを受けることで、最適な解決策を見つけることができるはずです。

あなたのバッグが、これからも素敵な思い出と共に、長く輝き続けることを願っています。

REPAIR THING

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