シャネルバッグの色落ち・色焼けは修理で解決!修理専門店の事例紹介
シャネルのバッグは、上質な素材と職人技で作られた至高の逸品です。しかし、時間の経過とともに、色落ちや色焼けの問題に悩まされるケースも少なくありません。長年、愛用してきたからこそ起こるこれらの変色は、高級ブランドバッグならではの”憂鬱”ともいえるでしょう。
このコラムでは、シャネルのバッグの色落ちと色焼けの原因、具体的な症状、そして修理による解決事例を詳しく解説します。
このコラムを見ることであなたのお気に入りのバッグのお悩みも解決されるかもしれません。シャネルのバッグの色落ち、色焼けでお困りの方は要チェックです。
バッグの色落ちと色焼けの原因
シャネルのバッグの色落ちと色焼けの主な原因は、素材の経年劣化、日光への長期暴露、過度の摩擦や汚れなどがあります。また、高級ブランドだからこそ使われる上質な素材は、デリケートで変色しやすい性質を持っています。
例えば、シャネルが使う最高級の「カーフスキン」と呼ばれる牛革は、非常に光に弱く、変色や色焼けが起こりやすい素材です。一方で、一部のブランドが使う「キャンバス」のような生地は、比較的変色に強い素材と言えます。このように、ブランドや素材によって変色のリスクは大きく異なります。
その他にもシャネルのバッグに使われる金具部分にも、本物であるがゆえの変色や錆びの原因があります。金具部分に金や銀が使われているため、時間の経過や体の汗などで酸化が進行し、変色してしまう場合があるでしょう。
このように素材の特質によって、色落ちや色焼けが起こるケースがあります。
色落ちの具体的な症状
ここからは色落ちのよくある症状や、具体的な事例を見ていきましょう。
■色落ちでよくある症状
シャネルのバッグも含め、色落ちでよくある症状は以下の通りです。
- バッグ本体の色むらや色あせ
- 持ち手の摩耗による色落ち
- 金具の変色や錆び
- 縫い目からの色落ち
主に肌や洋服などとよく触れる部分が挙げられています。
それぞれの症状を具体的に見ていきましょう。
■バッグ本体の色むらと色あせ
長年の使用や日光を浴びることにより、バッグ本体の革の色にむらや色あせが見られる場合があります。特に明るい色のバッグでは顕著に現れ、本来の色とかけ離れた印象になってしまいます。傷みが激しいと、一部が白っぽく変色することもあります。
■持ち手の摩耗による色落ち
持ち手の部分は、手に持つ際の摩擦で劣化しやすくなっています。色落ちが進行すると、持ち手の色とバッグ本体の色が違ってくることもあります。これは、持ち手部分への局所的な負荷が大きいため起こる現象です。持ち手は頻繁に肌や洋服に触れる部分であり、愛用しているからこその色落ちでもあります。
■金具の変色や錆び
バッグについている金具は、時間の経過とともに変色したり、錆が発生したりする可能性があります。特に汗などの体液が付着すると、変色や錆びが進行しやすくなります。使用後の適度なメンテナンスが必要になる箇所です。
■縫い目からの色落ち
バッグの縫い目の部分から、内側の裏地の色が抜けて表面に出てくることがあります。内側の色素が錆の様に滲み出してくるのが特徴で、縫い目への負荷が大きいために起こります。
色焼けの具体的な症状
シャネルでよくあるお悩みの1つの色焼けについて、よくある症状や、具体的な事例を見ていきましょう。
■色焼けはどんな症状?
強い紫外線を長期間浴びると、革の一部が濃い焦げ茶色に変色することがあります。この局所的な変色が「色焼け」と呼ばれる症状です。バッグ全体にわたって赤みや黄色みを帯びることもあり、本来の色とはかけ離れた印象になってしまいます。 日光に弱い上質な革ほど、色焼けが起こりやすくなります。
■色焼けの具体的な症状
色焼けでよくあるお困りの症状は以下の通りです。
- 局所的な色の濃い部分(焼け色)の発生
- バッグ全体が赤みや黄色みを帯びる
色焼けは一度起こると、その後紫外線を浴びなくても進行し続ける恐れがあります。焼けによる革繊維の劣化が、さらなる変色を引き起こすケースが多いのです。初期段階から色焼けに気づき、適切な対処をすることが大切になります。
色焼けが進行すると、バッグ本体の質感が荒れ立ったようになり、高級品としての風格を失ってしまいます。特に明るい色のバッグは、色焼けによる異質な色が目立ちやすくなります。一部が黒く焦げついたような状態になることもあり、その場合は修理も難しくなる可能性があるため要注意です。
また、色焼けへの予防として、直射日光を徹底的に避けることが最も重要です。保管時はもちろん、外出時も日陰を選ぶようにしましょう。初期症状に気づいたら、すぐに専門店に修理を依頼することをおすすめします。
色落ちと色焼けが起こってしまった時は
色落ちと色焼けはそれぞれ異なる原因で発生しますが、日光への長時間暴露が共通の大きな要因となります。前提として、直射日光を浴びるのは避け、常に日陰に置くよう心がける必要があります。
またこれら色落ちと色焼けの症状が進行すると、バッグの価値が大きく損なわれてしまいます。変色やダメージが目立つと、せっかくの高級ブランドのバッグが安物の様に見えてしまうからです。早めの対処が肝心です。少しでも気になるようになってきたら、すぐに修理専門店にまずは相談してみましょう。あなたの心配事もすぐになくなり、お気に入りのバッグをできるだけリーズナブルに修理することもできるでしょう。
シャネルバッグの修理事例
シャネルのバッグを修理する際には正規販売店のリペア&ケアサービスを活用することもできますが、状態によっては受け付けてもらえないこともあります。また、正規販売店で購入されていない場合は相談しに行きづらいこともあるかもしれません。そんな時は修理専門店に相談することをおすすめします。
実際に、シャネルを取り扱う修理専門店では様々な変色やダメージに対して、的確な修理を行っています。高度な技術と知識を持った職人が、ひとつひとつ丁寧に手作業で修理を施しています。
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修理前は変色、一部の色焼けなどがあり、全体的に傷んだ印象のバッグ・財布がありましたが、修理後は、バッグ・財布本体がまるで新品のような仕上がりになっています。
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多くの修理事例を見ると、修理前は色落ちや劣化、色焼けで傷んだ状態でしたが、修理後は本来のデザインと質感を取り戻し、まるで新品のような仕上がりになっていました。長年愛用したシャネルのバッグでも、修理によって蘇ることが実際の修理事例からも裏付けられています。
一方で、修理の費用は状態によってどのくらいかかるのかが変わってきます。また、すべてのケースで確実に修理ができるわけではありません。バッグの状態によっては、修理することが難しい場合もあるかもしれません。ただし修理専門店では、正規販売店のリペアサービスで修理を受け付けてもらえなかったものでも、可能な限り修理に尽力し、お客様の大切なバッグを長くご愛用いただけるようサポートしているところも多くあります。まずは気になるところを修理専門店に相談してみてはいかがでしょうか。
長く愛用するためのお手入れ
まず前提として色落ちや色焼けの症状が出始めたら、正規店や修理専門店に相談しましょう。初期段階でのメンテナンスを行うことで、症状の進行を抑えられます。加えて長年愛用しているバッグであれば、定期的なメンテナンスがおすすめです。
■色落ち・色焼けへの対処法
- 定期的なメンテナンス
- 専門業者による修理
- 日光への長時間暴露を徹底的に避ける
- 過度の摩擦や汚れを避ける
- 適切な保管と取り扱い
特に色焼けを防ぐには、日光への暴露を徹底的に避ける必要があります。保管時も、直射日光のあたらない遮光性の高い場所を選び、適切な温度と湿度を保つ環境が重要です。
日常の使用時も、持ち手への負荷を控えめにするなど、バッグへの摩擦や衝撃を最小限に抑えましょう。汚れやシミなどもこまめに落とすよう心がける必要があります。
まとめ:気になったらすぐ相談を
このようにバッグそのものへの気配りはもちろん、適切な保管環境の確保やメンテナンス、時にはプロの修理を活用するなど、様々な対策が色落ちや色焼け対策には欠かせません。シャネルを取り扱う修理専門店では、これらの対策方法についても分かりやすく丁寧にアドバイスを行っています。電話はもちろん、LINEやSNSなどでも相談ができるところもありますので、自分に合った方法で相談してみましょう。
色落ちと色焼けの問題は、高級ブランドバッグに限らず、長年使い続けるうえで避けて通れない課題です。しかし、適切なケアとメンテナンス、そして修理を行えば、大切なバッグと長くつきあうことができるはずです。
あなたのお気に入りのシャネルのバッグを愛情を持って大切に扱うこと、メンテナンスをしていくことが長く愛用するために何より大切です。ご自身に合ったお手入れ方法を見つけて定期的にお手入れすることをおすすめします。
このコラムを参考に、色落ちや色焼けへの対処と予防をし、修理を上手く活用すれば、傷んだバッグでも再びきれいな状態を手に入れられます。長年の思い出がつまったシャネルのバッグは、かけがえのない存在かもしれません。
色落ちや色焼けに悩まされても、修理を賢く利用して、大切なバッグとの絆を守り続けていってくださいね。
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